41人を対象に行われた試験結果を公表!免疫力を強化するタモギタケが機能性表示認定されました

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タモギタケは、免疫力を強化する食品として長く食べられてきました。「エルムマッシュ291」という北海道の種菌由来のタモギタケをボイルして得られる茹で汁を濃縮したエキスは、ウイルスによる病気やガンなど、さまざまな病気の予防に有益かもしれません。健康な人を対象にした試験の結果が公開されています。

抗菌ペプチドを増やして腸管免疫を活性化させる北海道のタモギタケ

『Journal of Traditional and Complementary Medicine』に投稿された論文の内容を、簡単にご紹介しましょう。試験を行ったのは北海道情報大学です。登録されている100人のボランティアの直近の病歴などを精査して、試験に参加する47人(男性5人、女性42人、34~64歳)を選定。その後、タモギタケの濃縮エキス(80ml)を飲む群と偽物のエキス(80ml)を飲む群の2つのグループにわけました。タモギタケの濃縮エキスには、βグルカンが24mg含まれています。

試験期間は8週間。試験の開始前、4週間後、8週間後に、それぞれナチュラルキラー(NK)細胞活性と各種サイトカインがチェックされています。いずれも免疫系で重要な役割を担っています。飲み忘れたり、ほかの薬を飲んだりした人は結果の分析から除かれ、最終的に濃縮エキスを飲んだ群は20人、偽物のエキスを飲んだ群は21人になりました。

試験では、特にNK細胞活性とTh1とTh2に分類されるサイトカインのバランスに注目していたそうです。Th1が優位なら、生体防御機能が高まることがわかっているからです。もちろん、安全性も例外ではありません。4週間後、8週間後に腎機能や肝機能など一般的な血液検査や簡単な問診も行われています。

エルゴチオネインやβ(1-3)グルカンが豊富に含まれるエルムマッシュ291[そらちたもぎ]濃縮エキス一覧

試験の結果、タモギタケの濃縮エキスを飲んだ群では、Th1タイプに分類されるインターフェロン‐γ(IFN-γ)とインタ―ロイキン‐12(IL-12)が増えることがわかりました。NK細胞を活性化させる引き金となるIFN-γの増加は顕著です。実際に、NK細胞活性が上がっていることも確認されています。一方、Th2タイプの主役はIL-4。IFN-γの働きを制御します(IFN-γはIL-4を制御)。この試験では、IL-4に大きな変化はありませんでした。IFN-γが増えたのにIL-4の変化が最小限だった理由は、まだ明らかになっていないそうです。これらの謎を解明するために、新たな臨床試験も予定されています。

マウスを使ったこれまでの動物実験と同様、タモギタケの濃縮エキスはTh1を優位にして生体防御機能を高めることがわかりました。副作用もありません。これらの結果を受けて、タモギタケの濃縮エキスには免疫力アップに関する機能性表示(北海道食品機能性表示制度「ヘルシーDo」)が認められました。

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