ウイルスに打ち克つために必要なインターフェロンを増やす5つの漢方生薬!(1/2)

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皆さんは、"免疫力低下"と聞いて、どのような病気を連想されるでしょうか。真っ先に思い浮かぶ1つが悪性新生物、いわゆるガンだと思います。

わが国で、ガンの患者さんが増加を続けているのはご存知のとおり。今後、男性では肺ガン、前立腺ガン、女性では乳ガン、子宮ガンが増えていくと予想されています。

皆さんの予想どおり、ガンの増加には免疫力低下が大きく関係しています。もっと踏み込むと"インターフェロン不足"が深刻さを増しているといえるでしょう。詳しい理由は後述しますが、高齢化のほか、精神的・肉体的ストレスにさらされているのが大きな原因です。

ところで、インターフェロンとは1954年、東京大学伝染病研究所(現・東京大学歯科学研究所)で発見されたたんぱく質のことです。バランスのくずれがちな免疫力を調整する働きのほか、抗腫瘍作用、抗ウイルス作用があるとわかっています。

インターフェロン不足の解消に役立つ食品として近年注目を集めているのが「五漢生の粉」です。五漢生の粉とは、紫ウコン(ガジュツ)、カボチャの種子、トウモロコシのめしべ、ケイヒ(シナモン)、ハトムギといった5つの漢方生薬の粉末の略称。インターフェロンの第一発見者の一人である小島保彦先生によって開発されました。

五漢生の粉の特性をご理解いただくために、細菌やウイルスなど、外敵の侵入から私たちの体を守ってくれている免疫のしくみについて、詳しくご説明していきましょう。

私たちの免疫は、「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに大きく分けられます。順番が前後しますが、獲得免疫とは、成長に伴って獲得していく免疫のことをいいます。生まれたばかりの赤ちゃんの抵抗力がとても低い理由の一つは、獲得免疫がないからです。

赤ちゃんは、1度感染した外敵の情報を免疫細胞が記憶することによって、細菌やウイルスに対する抵抗力をつけていきます。同じ外敵に、何度も負けない体を作っていくのです。小さいときに風疹や水疱瘡、おたふくかぜや日本脳炎などの予防接種を受けておく必要があることを思い浮かべていただくと、わかりやすいと思います。

獲得免疫に対する自然免疫は、私たちが生まれたときから持ち合わせている免疫の働きのこと。中心的な役割を担っているのが「マクロファージ」という細胞です。別名で「貪食細胞」「大食細胞」と呼ばれることもあります。こうした呼び名のとおり、マクロファージには、体内に侵入した細菌やウイルスのほか、古くなった細胞の残骸などを食べて処理する役割があります。

ところが、マクロファージの働きには限界があります。例えば、ウイルスの量が多すぎたり、勢いが強すぎたりすると、体内で暴れるウイルスに打ち克つことができなくなるのです。

そんなときに、マクロファージが分泌するのがインターフェロンです。インターフェロンは、ウイルスを分解する酵素を増やします。同時に、体内をパトロールしているナチュラルキラー細胞(NK細胞)にマクロファージの応援要請を知らせる役割も果たします。

NK細胞は、人体に有害なものを識別して攻撃する強力な免疫細胞の1つ。がん細胞にも対抗してくれるかもしれない頼もしい存在です。

NK細胞はインターフェロンの情報を受け取ると活性化して、マクロファージだけでは太刀打ちできなかったウイルスを攻撃するようになります。

ところが、自然免疫の主役ともいえるマクロファージは、加齢やストレスによって元気を失ってしまいます。

日本では、これまでに人類が経験したことにないスピードで高齢化が進んでいます。さらに、激しい競争や長引く不況の影響で、常に大きなストレスにさらされている働き盛りも少なくありません。冒頭のインターフェロン不足は、加齢・ストレスによるマクロファージの弱体化によって生じていたのです。

五漢生の粉には、マクロファージを元気にする働きがあります。簡単に言うとマクロファージの好物なのです。

五漢生の粉を飲むと、全身の70%の免疫細胞が集まる小腸に存在するマクロファージに、「高分子多糖体」という成分が取り込まれます。その後、一部は吸収され、肝臓に存在するマクロファージにも取り込まれます。

好物を食べたマクロファージは元気になり、従来の働きを取り戻していきます。具体的にいうと、細菌やウイルスが侵入してきたさい、必要に応じてインターフェロンを作るようになるのです。

ウイルスに打ち克つために必要なインターフェロンを増やす5つの漢方生薬!(2/2)

牧野桂花先生(ラファエルクリニック院長)

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