温泉ラバー

温泉ラバー
温泉ラバーとは、体を温める温熱効果のあるゴム素材のことです。遠赤外線の働きで、細胞修復たんぱく質「HSP」の発現を促します。HSPを増やすには、体温を約42℃に上げる温熱療法が必要とされてきました。温泉ラバーは加熱を必要せず、体温を0.36~1.0℃上げてHSPを増やします。関節痛・坐骨神経痛のほか、ガン治療中のQOLの改善などが報告されています。
onsenlover5.jpg

温熱効果で脊柱管狭窄症・ガン性疼痛など、つらい痛みが治まり長寿遺伝子も活性化

onsenlover2.jpgonsenlover1.jpg

高純度の石灰石からできたゴム素材が放つ遠赤外線の効果

新潟県の黒姫山で採掘された純度の高い石灰石をベースにしたゴム素材には、細胞修復たんぱく質ともいわれる「ヒートショックプロテイン(HSP)」を増やす働きがあります。体を温めてHSPの発現を促す特殊なゴム素材は、「温泉ラバー」の名で親しまれています。湯治などに通う温泉愛好家の「lover」と、温泉のような温熱効果をもたらすゴムの「rubber」をかけたものです。

温泉ラバーのアイマスクでポカポカ!肩こりや頭痛を伴う眼精疲労の解消には緩やかな保温を

痛みの改善に役立つ温泉ラバーを、治療に取り入れる整形外科医や腎臓専門医は少なくありません。脊柱管狭窄症や変形性関節症をはじめ、人工透析中の腰痛を訴える腎不全の患者さんが主な対象です。ガン治療の領域では、ガンの悪化に伴う痛みや腫瘍の改善が認められた例もあります。

onsenlover3.jpg

これらの効果をもたらしているのが「遠赤外線」です。素材の表面がミクロ単位のハニカム構造となっている温泉ラバーを肌に当てると、わずかな時間で体がほんのりと温まるのを実感できます。ハニカムとは、「ハチの巣」を意味します。小さなハチの巣状のゴム素材に炭素と希少金属が練り込まれた温泉ラバーは、人体に有益な赤外線を放射していることがわかっているのです。

遠赤外線を発する温泉ラバーは、日本の厚生労働省にあたる米国のFDAにおいて医療機器として登録されています。遠赤外線には、体を温めて血流を改善させる働きがあります。実際に、温泉ラバーによる血流改善効果が報告されています。温泉ラバーを肌に当てて30秒もたたないうちに、血流速度が増していることがわかっているのです。

温泉のようなポカポカを実感できるゴム素材 バイオラバー

19人中16人の長寿遺伝子が活性化した

血流改善効果とともに注目されているのが、HSPを増やす働きです。HSPを増やす働きを証明したのは近畿大学医学部。植村天受教授がアメリカ癌学会で発表した「新しい遠赤外線放射体による全身温熱療法の腫瘍増殖に対する効果」では、温泉ラバーによってマウスのHSP27、HSP70、HSP90の発現率が上昇したことが報告されています。試験ではマウスの体温が0.36~1.0℃上がっていたことも確認。電気などによる加熱を必要しない温熱療法として注目を集めました。

さらに、温泉ラバーはサーチュイン遺伝子「Sirt1」という長寿遺伝子を活性化させることもわかってきました。20代~70代の19人に温泉ラバーを21日間、腰に装着してもらう試験を行った結果、Sirt1の活性が16人に認められたのです。

染色体の端に存在してDNAを守っている「テロメア」という部分は通常、細胞分裂のたびに短くなっていきます。その結果、DNAを保護できなくなり、さまざまな臓器における炎症や代謝の異常などが生じます。テロメアの短縮を押さえる働きがあるSirt1を活性化させる温泉ラバーは、細胞の寿命を延ばし、アンチエイジング効果までもたらすと期待されています。

onsenlover4.jpg

Back