骨・関節・筋肉など運動器の衰えに要注意!ロコモ度チェックをしてみよう

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健康上の問題がない状態で日常を生活を送れる期間を指す健康寿命。要介護や寝たきりにならず、元気に自立した生活をいつまでも送りたいというのは、誰もが願うことです。

日本人の平均寿命と健康寿命には、男性で約9年、女性で約13年の差があるといわれています。厚生労働省が発表した2013年度「国民生活基礎調査」によると、要支援・要介護の要因は[運動器の障害・・・25%][脳卒中・・・19%][認知症・・・16%]と報告されています。最大原因といえる運動器の障害が、健康寿命の及ぼす影響が大きいことがわかります。

そこで注目されるようになったのが、ロコモティブシンドローム。最近では「ロコモ」と呼ばれることが増えています。日本整形外科学会は、「骨や関節、軟骨、椎間板、筋肉などの運動器の障害のために移動機能が低下した状態」とロコモを定義づけています。

ロコモが提唱されるようになった背景には、2025年問題があるそうです。

2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、日本は3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という「超・高齢社会」に突入するのです。これまで日本を支えてきた団塊の世代が給付を受ける側に回るため、医療・介護・福祉サービスへの需要た高まり、社会保障の財政のバランスがくずれるのではないかと先行きを不安誌する声が上っています。

引用:泉田良一先生(江戸川病院)

骨や筋肉の量のピークは20~30代。適度な運動や日常的な活動で刺激を与え、適切な栄養をとることで、骨や筋肉は強く丈夫に維持されます。弱った骨や筋肉では、40代、50代で体の衰えを自覚するようになり、60代以降になると思うように体が動かなくなってしまいます。食事に気をつけながら、適度な運動を日課にする必要がありそうです。定期的に「ロコモ度」もチェックしてみましょう。

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