TriPrime（トリプライム）とキャンパスラボは共同で、国産アーモンドオイルをベースにした"香実（かじつ）"を中心とする製品開発や実践的なマーケティングにチャレンジします。香実とは、アーモンドオイルを染み込ませたマイクロカプセルに国産精油の香り成分を詰め込んだ「貼るアロマ」のシリーズです。にっぽんの街、香る――私たちは、新たなアロマセラピーのスタイルを提案します。9次産業化プロジェクトの理念のもと、都市と地方、海外と地方を繋ぎ、産地への送客にも力を入れていきます。

鹿児島産アーモンドオイル×日本産オーガニック精油――純国産アロマパッチ「香実」デビュー

現場、現場、現場。実際に現地に足を運んでヒトやモノに触れながら、私たちは産地の情報やプロジェクトの進捗状況を随時お知らせしてまいります。今回、香実プロジェクトの核となるアーモンドを栽培している鹿児島県姶良郡湧水町に行ってきました。

アーモンドの花咲く町へ！純国産アーモンドオイルを日本で唯一作っている湧水町の地方創生

3月5日（土）、湧水町の地方創生推進事業"湧水町アーモンド植栽"が行われました。湧水町の住民を中心に、鹿児島大学農学部や国際交流に興味を持つ学生など約100人が参加しました。夏は乾燥、冬は湿潤という環境を好むため、栽培が難しいといわれているアーモンド。鹿北製油では、2005年から鹿児島県と宮崎県で2,000本のアーモンドを栽培してきました。日本で初めて、アーモンドオイルの製品化にも成功しています。

私たちがアーモンドの苗木を植えてきました。東京のキャンパスラボの皆さん、お繋ぎします。鹿児島にも遊びに来てください

バラ科サクラ属のアーモンドは、春になるとサクラのような花を咲かせます。開花期間は3月上旬から4月下旬までと長いのが特長です。霧島アートの森に続く沿道にアーモンドの花を咲かせて観光の目玉にしようという今回の企画。町は"100年の森構想"と位置づけています。順調に育てば、アーモンドの苗木は3年で成木になるそうです。国産アーモンドのナッツやオイルを使った新製品の開発にも期待が寄せられています。

失敗を恐れずに、地域住民が一丸となって推進していく湧水町の地方創生プロジェクト。TriPrimeは今後も100年の森構想を応援していきます。

アーモンドの原産はイランを中心とするアジア西南部。"東南アジアの東の端"に位置する鹿児島とイスラム圏の架け橋として、鹿児島大学留学生会会長のアリさん（マレーシア出身のムスリム）も参加しました