自然の甘みで肌も喜ぶ美スイーツ!ピンク色がかわいい"苺ソースの甘酒ソイムース"
管理栄養士の河合さほりです。今回は、春が旬のイチゴを使った、見た目も華やかな植物性100%の美スイーツのレシピをご紹介します。植物性100%の美スイーツとは?という方は、前回の記事をご確認ください。
<イチゴの栄養学メモ>
●ビタミンC
イチゴには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞の酸化を抑えて老化を防止したり、動脈硬化を防いだりするのに役立ちます。また、肌にハリを与えるコラーゲンが作られるときにも、ビタミンCが必要です。 小ぶりのイチゴ10粒ほどでも、1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
●アントシアニン
今回のスイーツのポイントは、イチゴソースの華やかなピンク色。着色料を使わずに、イチゴと甘酒だけで素敵な色合いを出すことができます。ピンクの華やかな色の素になっているのが、イチゴに含まれているアントシアニンです。ブルーベリーなどにも含まれる赤い色素成分として知られているので、耳にしたことがある方も多いかもしれません。アントシアニンは抗酸化作用が強く、眼精疲労の改善効果も期待できます。
果物や野菜の自然の色には、さまざまな健康促進に役立つ成分が含まれています。この植物由来の色などの成分は「ファイトケミカル」と呼ばれ、第7の栄養素として注目されています。
<レシピ>
「苺ソースの甘酒ソイムース」
(材料3~4人分)
・木綿豆腐 300g
・甘酒(濃縮) 200g
・レモン果汁 大さじ1
・味噌 小さじ1
・粉寒天 小さじ1/2(水大さじ4の中に振り入れふやかす)
★イチゴ 100g
★甘酒 100g
・イチゴ(飾り用)6~8粒程度
(作り方)
①小鍋に水大さじ4を入れ、粉寒天を振り入れふやかしておく。木綿豆腐を小さくちぎり、キッチンペーパーで包み押し出すように水気を絞る(時短水切り)
②フードプロセッサーまたはミキサーに、水切りした木綿豆腐、甘酒(200g)、レモン果汁、味噌を入れて、軽く空気を含み滑らかになるまでよく混ぜる(合計20~30秒目安)
③①の小鍋を弱火にかけ、ゴムベラでかき混ぜながら、ふつふつと泡が出てくるまで沸騰させ、沸騰して10秒以上経ったら火を止める。②に加えて滑らかになるまで混ぜる
④飾り用の苺を切る。上に飾るものは、そのまま1粒または縦に1/2に切る。容器のに側面に入れるものは、縦に1/4~1/6に切る。側面に入れるものは、容器の側面4ヵ所に張りつける
⑤容器に③のムースを8~9分目まで入れる
⑥イチゴソースを作る。フードプロセッサーに★の材料を入れ、滑らかになるまで混ぜる。色の濃さや甘さによって、好みでイチゴや甘酒の量を変えても大丈夫です。苺ソースを⑤の上に流し、飾り用の苺を乗せ、冷蔵庫で30分以上冷やす
(ポイント)
・木綿豆腐は、1丁150円以上のおいしいものを使うと、豆腐くささが気になりづらくおいしくできます。
・甘酒は、パッケージに「水で薄めて作る」と書いてある、ペースト状の濃縮タイプを使います。
また、酒粕が原材料のものではなく、米と米麹(食塩が入る場合もあります)が原材料のものを使います。砂糖が入っていないものかを確認しましょう。
・味噌は、甘口の白味噌又は信州みそを使うと美味しく作れます。味噌を入れることでコクが加わり、豆腐くささも抑えます。
※手作りであるため、作った当日~翌日までには食べきりましょう。
(+αしたい方)
飾った苺の上に、水と粉寒天を加熱して作る寒天液を塗ると、グラサージュ(つや出し)になり、お店のスイーツのようにワンランクアップの仕上がりになります。
くわしい作り方は、私のブログでもご紹介させていただきます。おもてなしなどのさいにはぜひお試しください。旬の果物を使い、植物性100%、白砂糖不使用の体に優しい美スイーツで、ぜひ心も体も喜ぶスイーツライフを楽しんでいただけたらうれしいです。
ライター/ 管理栄養士 河合さほり
果物や甘酒などの甘みを活かした植物性100%のスイーツ、マタニティスイーツのレシピ提供、商品開発、教室などで活動。
ブログ:http://s.ameblo.jp/shokude-bihada-happy/
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