脳力アップ!長野県産のキノコ"ヤマブシタケ"で認知機能が改善するらしい

5SKb0LNLUS7Mn0C1478743150.jpg

山に囲まれた長野県に海の幸はありませんが、山の幸が豊富です。特に、栽培されるキノコの出荷量は日本一を誇ります。長野県で栽培されるキノコの中で、注目を集めているのがヤマブシタケです。

ヤマブシタケには、認知症患者さんの認知機能改善作用が期待されています。きのこ総合研究所主任の森光一郎さん(薬学博士)にヤマブシタケの機能性について伺いました。

「ヤマブシタケには認知機能の改善効果が期待されています。私たちの研究で、軽症の認知症患者さんを対象に、認知症の診断で広く使われている改訂・長谷川式簡易知能評価スケールを使い、認知機能を測定しました。ヤマブシタケを飲んでいた患者さんは8週目から点数が上昇しはじめました。さらに、摂取をやめた16週目から点数の低下が見られたのです。認知機能が改善したのはヤマブシタケの働きだと考えられます」

ヤマブシタケに含まれる成分が、脳内の神経細胞を活性化させるグリア細胞に働きかけることで、認知機能の低下を防いでいると考えられています。

「ヤマブシタケには、抗炎症作用のほか、糖尿病や脳梗塞の予防など、多くの働きが期待できることがわかっています。ヤマブシタケは酢の物やお吸い物にして食べるのがおすすめです」

Back