鹿児島の魅力発掘ツアーvol.6 心を繋ぐ麺になる――新名物・侍ラーメン発見
鹿児島県が日本の近代化と大きく関係していることを、あなたはご存じですか?
日本の近代化の一歩となった明治維新に大きな影響を与えた人物の一人が、坂本龍馬です。龍馬は霧島市の温泉を好んでいました。1866年3月、寺田屋事件で九死に一生を得た龍馬は、妻のお龍とともに塩浸温泉で傷を癒やしました。霧島市でゆっくり過ごした時間は、龍馬とお龍の生涯で最も楽しいひとときだったでしょう。実は、このときの旅が日本における新婚旅行の始まりといわれています。霧島市はハネムーン発祥の地なのです。
私たちは、龍馬が霧島市滞在時に最も長い時間を過ごした塩浸温泉(龍馬公園)を訪れました。日帰り温泉や足湯を楽しめるほか、記念館では、幕末を生きた龍馬が成し遂げた功績(日本の近代化の物語)をパネルや書籍、当時の手紙などで学ぶことができます。ここでは、侍に変身することも可能です。
おなかが空いた私たちは、ホテル京セラにある「日本料理 京はるか」に移動しました。京はるかでは、ハラール認証を得た食材を使用した「ムスリムフレンドリー」メニューを楽しむことができます。もちろん、豚肉やアルコールは含まれていません。皆さんの笑顔を見ると、おいしい昼食であることがわかります。
温泉が有名な鹿児島県は、家族風呂発祥の地としても知られています。家族風呂は、貸切の温泉です。昼食後、私たちは霧島市にある最も古い家族風呂専門の温泉「日本湯小屋物語」を見学しました。露天風呂つきの客室もあります。ムスリムのあなたも、家族風呂なら利用できますか?
旅の終わりが近づいてきました。私たちは、鹿児島空港でおみやげを探しました。いちばんの人気は、動物由来の原料やアルコールを使っていない、鹿児島生まれの「侍ラーメン」です。国内線2階のおみやげ売り場で手に入れることができます。
ところで、鹿児島空港の国際線3階には礼拝室があることをご存じですか?国内線1階の更衣室を、礼拝室として利用することも可能です。
最後は、鹿児島空港の足湯の前で記念撮影。温泉やおいしい食事、自然や日本の家族との交流を楽しむなら、鹿児島がおすすめです。
おやっとさぁ(おつかれさまでした)! 鹿児島で会いましょう!