ラフマ葉エキスで不安・不眠の悩みが解消!副作用なくプレうつの症状が改善する(2/2)

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うつ病や、うつ病予備群と見られる患者さんの治療では通常、うつ剤、抗不安薬、睡眠導入剤などの西洋薬を用います。ところが、薬の効き方には個人差があって、人によっては薬の使用で神経に負担がかかりすぎ、副作用の出ることがあります。よく現れる副作用としては、胃のむかつきや吐きけ、食欲減退、ひどい便秘、動悸、頭重感、手足のだるさ、口の渇き、緩慢になる動作などです。体重増加や性機能障害が起こることも少なくありません。現在使われている抗うつ剤に依存性はないのですが、薬効を発揮するときにイライラや焦燥感、不安感などの症状が強まることもあります。また、薬の量を減らしたり、服用を急にやめたりすると、反動で気分の落ち込みが激しくなることがあります。

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国内で使用される治療薬は、試験を重ねて安全性が確認された薬に限られています。しかし、年齢が若くて体力のある人が服用して安全な薬であっても、高齢で体力の低下した人が同じ量だけ服用すると作用が強すぎて、かえって衰弱を招くことも少なくありません。

体が成長途上の子供、血管が弱ってきた高齢者、妊娠中の女性、心身のバランスがくずれがちな更年期の女性、高血圧・心臓病・糖尿病などの人も、薬の使用には細心の注意が必要です。また、働き盛りの年代の患者さんは、不快な副作用で仕事に支障をきたすことはさけたいと思っています。

そこで私は、うつ病や、その前段階の自覚症状を訴えてきた患者さんに対し、検査や問診で得られた結果に加えて、体力・生活状況・アレルギー・薬で副作用が出た経験の有無・治療についての希望なども聞いて考慮します。そのうえで、副作用がなく安全なラフマ葉エキスと薬との併用や、単独での使用をおすすめしています。

ラフマ葉エキスには、心の安定を図る神経伝達物質(脳の神経細胞どうしで情報の受け渡しをする物質)を増やしたり、脳の神経細胞に備わっている受容体(神経伝達物質を受け取る小器官)を活性化させたりして、うつ症状を軽減させる働きのあることが、アメリカや日本の研究で確かめられています。もちろん副作用がないことを示す報告も複数出ていますし、私の長年の治療経験からいっても副作用が出たケースはありません。ハーブ(薬草)から作られるラフマ葉エキスは、西洋薬と比べてものない作用を示すと考えています。特に、薬の使用を控える必要がある妊娠中の女性にとっては、絶好の食品だといえるでしょう。

国内外で用いられている数十種類の抗うつ剤のうち、胎児に対して安全性が高いと考えられている薬は1〜2種類にすぎません。抗不安薬も、受胎後1〜3ヵ月の胎児に影響を与えることがわかってきました。わずか0.5㍉㌘であっても胎児に影響があり、アルコールよりも摂取に注意を要することまで明らかになっているのです。その点、ラフマ葉エキスは、妊娠中の女性をはじめ、高齢で体力の衰えた人や子供でも安心して使用できます。また、抗うつ剤の効果が期待できない更年期の女性にも、ラフマ葉エキスは適していると思われます。

女性は40〜50代になると女性ホルモンが急激に減り、その影響で心身のバランスがくずれ、うつ症状や体の不快症状が現れやすくなります。いわゆる更年期です。私の治療経験からいえば、更年期のうつ症状によく効く薬は見当たりません。抗うつ剤を用いても、本来の効果の2割程度しか効かない印象があります。こうした更年期の女性にも、ラフマ葉エキスは有効に働くことが多いのです。高齢者の例では、80〜90代の患者さんがラフマ葉エキスを飲んで、気うつ(気持ちがふさいで落ち込むこと)・不眠・注意力散漫・もの忘れなどの症状が改善されました。

私は、ラフマ葉エキスの働きをよく引き出すための飲み方を発見しました。それは1日2回に分けて、夕食後と寝る15〜30分前に飲むことです。脳や体の修復は夜の睡眠中に行われるので、心身が緊張している昼間に飲むよりも、夜飲めば症状の改善・回復がより期待できます。忙しい人や、飲むのを忘れがちな人は寝る前の1回でもかまいません。近ごろ気分がすぐれないという人は、一度試してみるといいでしょう。

酒井和夫先生(ストレスケア日比谷クリニック院長)

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